Interview
インタビュー【植田 克彦】
営業課
営業係
現在担当している業務は
私はトレーニング・センターという競走馬がレースに出走する前の調教を行ったり、ケガをした馬を治療する施設で働いています。競走馬は1年を通じて滞在しているので、施設の休業日はほとんどありません。
毎日動きのあるトレーニング・センターで、私の担当している業務は、調教の監視、きゅう舎から調教場所までの馬道・その周辺の清掃、各きゅう舎近辺で発生する害虫やネズミの駆除から、日本ダービーや有馬記念等のGⅠレース出走予定馬の馬名入り調教用ゼッケンの作製といった事まで、競走馬に関することは何でもと言っても過言ではないくらい、多岐に渡った業務を担当しています。
特に馬名入りのゼッケン作成に関しては、重賞ということもあって普段よりもテレビ・新聞で大きく取り上げられる為、馬名や登録番号の表記は元より、文字の位置や転写具合も入念に確認をして納品します。
この業務は春と秋に集中しており、何週間も連続で作製することが多く、他の業務と並行して行う為、ミスなく万全を期すのに大変神経を使う業務です。
しかしながら、テレビや新聞でこのゼッケンを着用し調教している競走馬を見ると、嬉しく思えると同時に、ケガなく無事にレース当日を迎えて欲しいなと願う瞬間でもあります。
JRAファシリティーズを就職先として選んだ理由は
私は学生時代に接客のアルバイトをして楽しいと感じていたことから、就職先も多くの人と関わる仕事に就いてみたいと思っていました。そんな時、友人に誘われて競馬場へ行く機会がありました。
私の地元には阪神競馬場がありました。
競馬場は年配の男性がギャンブルをする場所とのイメージがあり、興味は有るものの敷居の高さを感じ、近くに居ながら中々踏み出せずにいた場所でした。ところが競馬場には全くそんな雰囲気は無く1.想像していたよりも遥かに綺麗で大きかったこと、2.競馬ファンの多さと、その中には私と同世代の男性も女性も沢山来場していたこと、3.そして何よりもゴール前の大歓声に鳥肌が立ったことを今でもはっきりと覚えています。
その時この大歓声をファンの立場ではなく、働き手の立場としても聞いてみたい!と思い志望しました。
JRAファシリティーズの魅力は
とにかく多くの人と関わりを持つことが多い職場です。
業務が多岐にわたることから、幅広い職種や年齢層の方と日々の業務で出会い、学び社会人としては勿論ですが、ひとりの人間としての成長にも繋がっています。
また、後輩の悩み・相談を親身なって聞いてくれる先輩が大勢いることも大きな魅力の一つです。同じ部署や課の方々は勿論ですが、異なる部署、営業所の方も私を気に掛けて下さったことで、入社して直ぐの不安だらけだった私にとって大変有り難いことでした。
これまでに印象深かったことは
入社一年目の時に取引先の方々と月例で行っていた会議の進行役を任せられたことです。
当時お世話になっていた上司が急遽の出張で不在になることがきっかけでした。既に何度か開催されていた会議ということもあって、「植田ならできるよ。」と先輩に背中を押していただきましたが、かなり緊張して臨んだことを覚えています。
結果は周りの方々による相当のフォローもあって何とか会議を終えることができました。
緊急事態のこととはいえ、中止や延期をせずに若手の私に挑戦させてくれたことは成長の第一歩に繋がったと思います。
将来の目標や夢は
入社時の右も左も分からない頃を思うと、知識も経験も少しずつ積み上げてここまでくることができました。そんなここまでの険しい道のりに真摯に向き合っていただき、私を育てて下さった多くの先輩方のようになることが目標です。
これからは、私自身が後輩から慕われるよう「植田さんのような先輩になりたい。」と言われるような先輩になれるよう一層頑張っていきたいと思います。
就職活動中の皆さんへのメッセージ
固定概念やイメージに囚われずに企業選びをして下さい。皆さんが知っている・聞いたことのある企業に挑戦することはとても大切ですが、本当に自分自身に向いている職種は何なのか自己分析をしっかりと行い視野を広げてみて下さい。ちょっとしたきっかけで今まで考えもしなかった企業と出会うこともあります。
私はリーマン・ショック直後の就職活動で大変苦労し行き詰まっていましたが、ある時に前述のことを改めて行った結果、今の会社に出会うことができました。現在も決して当時と比較し就職状況が好転したといえる状況ではありませんが、頑張って取り組んで下さい。
そして企業選びの末、辿り着いた会社が当社であればなお嬉しいです。その時は一緒に今後の競馬サークルを盛り上げていきましょう。