19才の乗馬です。獣医に処方されたビタミン剤(液状)を餌のヘイキューブに混ぜて与えたところ、一切受けつけなくなりました。その後、薬を混ぜなくてもヘイキューブをまったく食べなくなってしまい、カイバはヘイキューブが主体のため急激に痩せてしまいました。
さすがに空腹だったのか1週間後には少しは食べるようになりましたが、乾草(チモシーとアルファルファ)とペレットを多めに補給すると、またヘイキューブを食べなくなってしまいます。 これまではずっとヘイキューブ主体のカイバで生きてきました。好物のニンジンやペレットを混ぜてもヘイキューブだけは残してしまいます。
どうしたらまたヘイキューブを食べるようになるか、良い方法を教えていただければ助かります。
預託しているクラブはヘイキューブなしの飼いつけはやっていないため、乾草主体の飼いつけを毎日するのは難しい状況です。よろしくお願いします。
預託クラブの手間が絡むこともあって困難な難問のようです。何とかヘイキューブ主体の飼料に戻ってもらうための原則的な回答をさせていただくことにご了承ください。
① きっかけはビタミン剤とのことですが、その時点で何か別の理由でヘイキューブを食べなくなった可能性は考えられないでしょうか。
たとえば、19歳ともなれば歯の問題が考えられます。特にヘイキューブをそのまま与えている場合には、硬さや咀嚼時の歯の痛みが理由となってヘイキューブを嫌うことがあります。
この場合、まず歯に問題がないかどうかを獣医師にチェックしてもらい必要な処置を施すことが先決と考えられます。
② ①で歯の問題が確認されなくても、ヘイキューブを給与前に水漬して柔らかくしてニンジンなどの好物をまんべんなく混合してから与えることは、ヘイキューブへの食いつきを復活させるうえで有効な場合もあります。 ニンジンの替わりに乾草(チモシー+アルファルファ)やペレットを混合してみても良いかもしれません。
そこでヘイキューブを食べるようになれば、少しずつニンジンや乾草、ペレットの量を減らすことも可能ですが、水漬はしばらく継続した方が良いかもしれません。
③ 馬関係者のブログなどで、たまに<急にヘイキューブを食べなくなった>という情報を見つけます。 見た目の違いなどはまったく無い<別のヘイキューブを取り寄せて与えてみると食べた> というコメントもあることから、匂いなどに敏感な馬がヘイキューブに対してたまに見せる現象のようです。
今回のケースもこうした現象の可能性もあります。