以前、月刊馬術情報の『愛馬のためのカイバ道場』の連載の中で、エネルギーの効果的な補給方法としてコーン油、アマニ油などの植物性脂肪を摂取することを勧める記事がありました。毎回コーン油とか同じ油を与えていて良いのでしょうか。
たとえば一定の期間ごとにコーン油、アマニ油、ナタネ油とか切り替えた方がウマも飽きないのではないかと思ったりするのですが。

エネルギー補給を目的として添加する植物性脂肪にはさまざまなものが利用可能ですが、抗炎症作用を有するオメガ３脂肪酸も同時に摂取させたいという目的が他にあるのであればアマニ油がお奨めです。しかし、アマニ油の嗜好性は必ずしも良好ではなく、また価格も他の植物油に比較し高いという欠点もあります。
したがって、エネルギー補給を優先とするのであればコーン油（市販のサラダ油含む）で十分と考えられます。

なお、馬が飽きるという理由で種類を定期的に変更する必要はありません。むしろ馬が摂取してくれる油を常時与え続けることの方が重要です。