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愛馬の食事・カウンセリングルーム

Q37 チアシードについて

Q37 質問者:乗馬愛好家

最近、女性誌や料理の本でチアシードが取り上げられているのをよく目にします。もともとチアシードは馬の飼料だったような事が書かれていたのですが、チアシードを馬に与えてもいいのでしょうか?与えるとしたらどのくらいの量を与えたら良いのでしょうか?

Answer

ご指摘のとおり、チアシードが健康あるいはダイエット志向の方々に支持されている背景には、水分を吸収する性質が高い(10分程度水に漬けることで10倍程度に膨張する→満腹感によるダイエット効果)、水分を吸収してゼリー状の物質(グルコマンナン)をつくる、可用性の食物繊維が豊富に含まれている(腸内環境を整える)、抗炎症作用を有するω3(オメガ3)脂肪酸が豊富に含まれている、良質のタンパク質が20%程度と高い、ビタミンEやミネラル類も豊富に含まれている、などの性質があるからと考えられます。

同様の性質を持つアマニとよく比較されますが、チアシードの利点はアマニのように殻が硬くないので挽く必要がなくそのまま与えることができること、一方、アマニに比べ価格が高いこと、があげられます。
馬(体重500㎏として)への一般的な給与量は1日あたり50-100グラム程度と考えられますが、各飼い付けに均等割りにして与えます。給与当初は少量ずつ与え、馬の反応を見ながら時間をかけて段階的に増量していくのが無難と考えられます。