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愛馬の食事・カウンセリングルーム

Q15 疝痛を予防する飼養管理

Q15 質問者:乗馬クラブスタッフ

疝痛を予防する方法を教えてください

Answer

飼養管理に関係する疝痛の発症要因のひとつは、濃厚飼料に多量に含まれるデンプンなどの易発酵性炭水化物が後腸(盲腸・結腸)において発酵されることが考えられますので、疝痛を予防するためには、不必要な濃厚飼料の多給を避ける、油などの給与によって濃厚飼料の給与量を抑える、濃厚飼料の1日の給与回数を増やして1回あたりの給与量を少なくする、などについて考慮する必要があります。他の要因として、摂取飼料の未消化物の消化管内の滞留が疝痛を引き起こすことも考えられますので、低質の粗飼料(ワラなど敷料含む)の多給を避け、十分な水分を摂取させることが重要です。また、疫学的調査において、急な飼料の変更が疝痛のリスクを引き上げることが報告されていますので、飼料を変更する際は徐々に実施する必要があります。