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愛馬の食事・カウンセリングルーム

Q68 粗飼料以外の配合飼料や単味飼料をどのような基準で配合すれば良いか?

Q68 質問者:(大学)馬術部員

大学馬術部に所属しています。                                                                 粗飼料(チモシー)以外の配合飼料や単味飼料をどのような基準で配合すれば良いでしょうか?                                      それぞれの特徴や注意点も合わせて教えていただきたいです。                                                  配合例も教えていただければ幸いです。

馬術部で入手出来るものとしては、

①優駿                                                                            ②大豆粕、                                                                        ③ビートパルプ                                                                      ④アルファペレット、                                                                   ⑤ふすま                                                                          ⑥あっぺん                                                                        ⑦大麦                                                                            ⑧米ぬか                                                                         ⑨あっぺん大豆                                                                      ⑩ヘイキューブ、乾燥おから

などがあります。

 

Answer

基本的に粗飼料を主体として給与する必要があり、1日に体重の1.5~2%(体重500㎏で7.5~10㎏)の乾草を給与する必要があります。
濃厚飼料(配合飼料や穀類等)は乾草よりも給与割合が多くならないようにすることが重要で、入手可能である飼料の特徴は下記のとおりとなります。

【アルファペレット】
アルファルファ(ルーサン)をペレット状に加工したもので、ルーサン乾草と同様に粗タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富です。

【ヘイキューブ】
ルーサンを圧縮加工しており、埃の舞いにくい飼料です。歯の弱い高齢馬に給与する際には水でふやかして柔らかくしてから給与してください。

【ビートパルプ】
エネルギー価が高く食物繊維が豊富であるため、痩せやすい馬に対して安全にエネルギーを与えることができます。
給与する際には水でふやかしてから給与してください。